出願先の教授にコンタクトをとる(E-mail)

2010年5月9日日曜日

出願先の教授にコンタクトを取ると、以下のようなメリットがあります。
1)その教授が学科内で影響力のある先生だったり、特にadmissions committeeに参加している先生だったりする場合には、内部から「この学生は優秀だから是非取りたい」とプレッシャーをかけてもらうことができる。
2)自分のGREのスコアやGPAが十分かどうか聞くことができる。
3)その先生が今向かおうとしている研究の方向の最新情報を聞くことができ、より良いエッセイを書くのに役立つ
4)その他、いろいろな情報を聞くことができる。

さて、私はコンタクトを取るのに以下のような手順を踏みました。
1)指導教官に、コンタクトを取りたい先生の名前とE-mailアドレスのリストを渡し、この先生方にコンタクトを取りたい、ついては私が出すメールに先立ち、指導教官に相手方の先生方にメールをして頂けたら嬉しい、ということを伝える。(⇒ほとんどの先生について快諾して下さいました)この場合、指導教官とコンタクト先の先生が面識があれば理想的だが、なくても大丈夫。
2)指導教官が相手方の先生方にメールを出すのを待ち、そのメールが送られたらすぐくらいに自分でメールを出す。
3)お返事を下さったら、メールで何度かやりとりをする。(この時点で、「電話で話さないか」と言って下さる先生もいらっしゃった。その場合はもちろん電話で)

さて、最初のメールが、これが難しいですよね。
<準備>
先生のresearch group websiteを隅から隅まで読む。
特に、research projectsのページは詳しすぎず簡潔すぎず、大まかなイメージを掴むのには逆に論文を一本一本読むよりも良かったりします。
その中で特に興味のあるプロジェクトの論文をいくつか読んだりしてもいいと思いますが、私の印象ではresearch group websiteだけでも大丈夫な気がしました。

<メール本文>
1)私の指導教官が既にメールで言及したかと思いますが、私は○○大学大学院○○研究科にアプライしようと考えています、そして先生の研究室(英語ではresearch groupとか言います)に入りたいと思っています。
2)私の名前はなんとかで、なんとか大学なんとか学部なんとか学科に所属しています。そして○○教授の研究室に入って何年目です。○○年3月に学位を取る予定です。
3)私は今までこういう研究プロジェクトを行い、
4)その中でこういうことに興味を持ったので、
5)あなたの研究室のこういうところに興味を持ち、あなたの研究室に入りたいと思うようになりました。
6)あなたの研究室で来年学生を取る予定があるかどうか、もしあるなら、来年の学生にどういうプロジェクトを用意しているか、教えて頂ければ幸いです。
7)CVを添付したので、読んで頂けたら嬉しいです。

というような感じのポイントを押さえてメールすれば良いと思います。
返信率については、
私は9人の先生にコンタクトを試み、8人の先生が返事を下さり、2人の先生が電話での会話に誘って下さいました。
お返事を下さらなかった1人は、唯一私の指導教官にメールを送ってもらわなかった先生です。
他の8人の先生方が、メールの返信速度&率がめちゃくちゃ良かったので、大丈夫だろうと思っていたらやっぱりダメでしたorz
結局あの高い返信率は私のメールが魅力的だったわけではなく、指導教官の力でした。はーあ。
その大学に関しては結局出願しませんでした。
ま、そんなことですので、指導教官に一言「うちの優秀な学生がそちらの研究室に入りたがっていて、コンタクトを取りたがっているのでよろしくお願いします」とメールしてもらえれば百万力です。

コンタクトと合否結果の関係については
志望先の研究室の先生とのコンタクトを取らずに出願したのは9校のうち1校だけ。そこは合格しました(そしてそこに行くことになりました)。
そして残り、コンタクトを取った上で出願した8校のうち合格したのは5校。
不合格だった2校のうち1校はコンタクトを取っていろいろお話を聞かせて下さいましたが「私はadmissions committeeに対しては力はないから(内部推薦などのプレッシャーはかけられないよ)」と言われてしまい、もう1校は私のひっくーいGRE Verbalスコアに難色を示され「うちの大学は全てが超高くないと難しいんだよね…」と言われてしまいました。
(残り1校は書類審査に合格し面接の案内が来た時点ですでに正式に他の大学院に行くことを決めていたため辞退)
このことからも、コンタクトを取っても受からない時は受からないけれども、取れば受かりやすくなる、という可能性も確実にあるし、コンタクトを取っていれば受かりそうか受からなさそうかは空気を読めば大体わかるから、それに応じて出願校を増やしたりという対応もできる。ということがわかりました。

ちなみに、指導教官の力を伴ったコンタクトがどのくらい強いかというと、9月にコンタクトを取った時点で、ある先生からは「大丈夫!ぜーったい受かるから!」と口約束(?)を頂くことができたほどです。
だからほんと、コンタクトは取った方がいいです!

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