Summer Research(ローテーション代わり)

2010年6月9日水曜日

いつ渡米するか、ということですが、大抵、Fall semesterから入学する場合8月か9月からの入学だと思います。
うちの大学院は8月の半ばスタートです。

ところで、専門分野(生物系とか)によっては、大学院1年目はローテーションと言って、複数の研究室にそれぞれ3カ月程度在籍して実際に研究生活を送ってみるという、お試し期間がある場合があります。
しかし、ChemistryやChemical Engineeringにはそれがない場合が多いです。
大抵、最初の1年目の間に何人かの教授とミーティングを行い、それに基づいて学生側と教授側が希望を出し、配属が決まる、というパターンが多いです。
しかし、できることなら1つでも2つでも、ローテーションらしきものができた方が、より自分の興味に合う研究室に入れる可能性が高くなりますよね。
自分が選ぶ、という面でも、「実際入ってみたら思っていたのと違った」という可能性を低くできますし、教授に自分を売り込むこともできます。(特に今まで論文などの研究実績があまりない学生の場合、売り込みは重要だと思います)

そこで、私の友達で、6月頃から大学院に行き、興味のある教授のもとで雇ってもらい(生活費&学費を出してもらい)、売り込みと自分のローテーションもどきをする、という人がいます。
アメリカの大学院に入学するまで日本にいる人の場合、たいていは4月から渡米までの数カ月間ニートだと思うので、暇を持て余すくらいなら、有意義に使った方がいい、という面でも、いい案だと思います。
(その友達はアメリカで大学を出た子ですが)

というわけで、私も興味のある教授にコンタクトを取り、「雇ってもらえないか?」と聞いたのですが、主に学科の偉い先生がsummer research自体あまり好ましくないと思っている、という理由から断られてしまいました。
だからこっちで働いてもらうことはできないけど、プロジェクトのことなど、メールでいろいろと話すことならできるよ、と言われて今は先生とメールのやり取りをしています。

私は断られてしまったけれど、これは結構レアケースなんじゃないかと思います。
(特に奨学金を持っている場合は、断る理由がないと思うんですよねー。私も奨学金は持っているけれども…)
なので、夏の間暇だーという人は、ダメもとで先生に掛け合ってみてはいかがでしょうか。
「アメリカでは言ったもん勝ち」と、ある人に言われましたが、それは本当だと思います。
実際私も、夏に渡米ということはできなくても、こうして先生と個人的にメールのやり取りをすることで自分のイメージをもっと明確にすることができてるわけだし。

ちなみに、ビザに関する法律上、F-1ビザの学生は、学校が始まる30日前より以前にアメリカに入国することはできません。
なので、もしこのsummer researchをしたい場合は、書類上summer semester入学ということにしてもらうか、大学の夏の語学コースに入ることにするか、という手段を得る必要があります。
なのでなるべく早めに言った方がいいでしょう。

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